建設が進む中部縦貫道「松本波田道路」長年にわたり事業が続いていますが、ついに具体的な開通時期が見えてきたかもしれません!
松本市が10月21日に公開した資料に、2034年頃には波田・新村・和田の3つのICが開通予定と記載されていました。ただしこれは正式に発表された開通予定ではなく、あくまで市が事業者向けに示している見込みとなります。
そこで今回は、現在の工事状況を確認しに行ってきましたのでご紹介していきます!

松本波田道路は、長野道に新設される松本JCT〜波田ICまでを結ぶ全長5.3kmの自動車専用道路。
国道158号のバイパスとして整備されており、計画は4車線(暫定2車線の予定)、設計速度は80km/h。開通すれば長野道から波田方面へスムーズにアクセスできるようになり、158号の渋滞緩和や上高地・高山方面への時間短縮などが期待されています。
また当初から計画されていた波田ICに加え、松本市が新村IC・和田ICの追加整備も進めています。

市の資料によると、2026年3月末時点で用地取得率は約96%、事業進捗率は約37%となっています。
土地の確保はほぼ終盤に差しかかっている一方、事業費ベースの進捗率は4割弱。開通にはまだまだ時間がかかりそうですね…
実際に状況を確認へ行ってみると、現地では工事が着々と進められていました!

波田では扇子田高架橋の架設が2023年8月に完了。このほか道路本線の盛土や擁壁などの整備も進められています。
和田でも道路を通すための函渠などが完成しており、今年度は道路改良工事などが予定されています。

こちらは158号と上高地線をまたぐ新村高架橋の建設現場です。橋台などの下部工は2024年6月に完成し、今年度は橋桁を架ける上部工事への着手が予定されています。
ちなみに松本波田道路の事業化は1996年度。仮に2034年に開通すれば、実に38年越しとなります。
ただ本当に2034年頃に開通できるのかと聞かれたら、今のペースでは非常に厳しいと言わざるを得ません。もっとしっかり予算を持ってくる必要があります。

そして個人的に気になったのが、新村バイパスの存在。以前マツサイでも紹介しましたが、こちらは松本市西部の渋滞スポットである新村交差点周辺を迂回する、全長1.9kmの道路です。
ファミマ和田店近くの蘇我交差点から北へ延び、上高地線の下をくぐって158号と交差。その先は倭橋南交差点へ接続します。
そして新村バイパスの完成予定も2034年度なんです!今回示された松本波田道路の開通想定と同じですが、これは偶然なんでしょうか?新村バイパスは新村ICへのアクセス道路でもあるため、両道路を同じ時期に開通させることを目指している可能性も考えられます。

今回具体的な開通見込みが示されたものの、2034年まではまだ8年。近年は建設資材や人件費の高騰、建設業界の人手不足なども課題となっています。今後の工事状況や予算などによっては、開通時期が遅れる可能性も十分にあり得ます。
実際 国交省の事業計画では、松本波田道路の開通時期はまだ公表されていません。ただ長年事業が続いてきただけに、開通想定が見えてきたのは大きな進展ですね。市の資料では”頃”なので、実際には早くとも10年後の2036年くらいでしょうか。
新村バイパスとともに、松本市西部の交通環境を大きく変える道路なだけに、できるだけ早期に完成してほしいですね!





