23万人都市の大動脈に右折レーン無く…渋滞深刻な松本市平田南交差点

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慢性的な渋滞が最大の課題となっている長野県松本市。国道19号は市内を南北に貫く大動脈でありながら、全区間で片側1車線となっており常に激しい渋滞が発生しています。

とりわけ深刻なのが平田南交差点の周辺。この交差点 人口23万人都市の幹線道路にもかかわらず、国道の南北両方に右折レーンが設置されていないという問題を抱えています。

場所はユニクロや温野菜の近くで、セブンがある交差点。

19号に加え交差する市道の西側にも右折レーンがありません。つまり、4方向のうち3方向で直進車と右折車が同じ車線を使用する構造になっているんです。

交通量の多い道路では、右折待ちの車が1台いるだけでも後続車が次々に詰まり、青信号でも思うように進めない状況が生まれます。この場所は道路幅にも余裕がなく、右折待ちの横を通り抜けるのも容易ではありません。

出典:Appleマップ

特に村井→高宮へ向かう車線では、右折した先に住宅街が広がっています。

帰宅する車はここで曲がらないと大きく遠回りしなければならず、右折レーンがなくても曲がらざるを得ません。

出典:Appleマップ

また高宮→村井の車線は国道と県道が合流して、交通量が増えた先のこの平田南交差点に右折レーンがないという、あまりにも酷い状態となっています。

当然ながら右折する車が悪いわけではありません。問題なのはこれほど交通量の多い幹線道路で、右折車と直進車を分離できていない道路構造そのものにあります。

しかも、この問題は以前から行政も把握しています。松本市が実施した渋滞調査では、平田南交差点は白板・出川西・新橋とともに、市民アンケートと走行データの両方で渋滞が目立つ交差点として挙げられています。平日の夕方に西側から交差点を通過するのに、5分以上かかる時間帯も確認されました。

23万人都市の交通を円滑にする4車線バイパスはなく、19号の拡幅もなかなか進まない。おまけに右折レーンすらない交差点が残っている。

こうした状況を放置し、ドライバーに公共交通への転換や時差出勤を呼びかけるだけでは、根本的な問題解決にはならないのではないでしょうか?

19号と交差する市道西側

ただ松本市も平田南交差点の改善に向けて拡幅を計画しています。2023年に策定された道路整備計画では、交差点から西側の市道を拡幅する方針が示されました。

しかしこれは市道に関する計画であり、19号本線への右折レーン設置が決まったわけではありません。市の資料では平田南交差点の道路拡幅や右折レーン整備にも言及していますが、肝心の19号については具体的な整備計画がありません。

国道19号は国・市道は市が管理するため、関係機関による調整が必要なのは理解できます。それでも以前から問題が明らかになっているだけに、もう少し早く改善できないものかと思ってしまいます。

19号では長年にわたって4車線化の必要性が指摘されていますが、現在事業化されている「松本拡幅」は、なぎさライフサイト周辺の1.6kmが対象。平田南交差点など他の大部分の区間は含まれていません。

もちろん、4車線化するには多額の費用と長い年月が必要になります。しかし右折レーンだけでも整備できれば、渋滞が一定程度改善される可能性はあります。

19号の4車線化は進まず、代わりとなるバイパスは計画すらない、おまけに右折レーンも整備しない。それなら一体いつ、どこから改善していくのでしょうか?

道路は毎日の移動を支える重要なインフラです。右折するのもまっすぐ進むのもごく普通のこと。それすら円滑にできない現状で、本当に暮らしやすい街と言えるのでしょうか…

人口23万人を抱える松本市の大動脈、国道19号。何も大規模なバイパスをすぐに建設してほしいと言っているわけではありません。全線4車線化が難しいのであれば、せめて右折レーンくらいは何とかしてもらいたいところ。

慢性的な渋滞が当たり前になってしまっている現状を変えるためにも、一日も早い交差点改良を推し進めるべきです。

管理人
新しい事が好きな松本市在住の若者。X(旧Twitter)で地域の話題や時事ニュース・開店閉店などを発信。より多くの人に情報を届けられるよう、このサイトを立ち上げる。

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