松本市西部で一番のネックである「新村交差点」周辺の渋滞緩和を目指し、新たなバイパスが建設されます!これは松本市〜安曇野市を結ぶ「県道松本環状高家線」を迂回する道路として、新村・和田地区で計画されているものです。
8月20日付けの市民タイムスによると 来年度の着手を目指す新規事業として概要が示され、2034年度の完成が見込まれているとの事。
ファミマ和田店がある「蘇我交差点」から北へ4車線道路が新設され、上高地線の下をくぐって国道158号と平面交差。その先は2車線となり「倭橋南交差点」に接続する約2kmのバイパスとなり、総事業費は52億円になります。
新村交差点はローソンや「レストラン十字路」が近くにある場所です。この辺りは最近舗装工事をやって綺麗になりましたよね!
この交差点周辺は平日の通勤・帰宅ラッシュ時や休日の昼間はとても混雑し、踏切が降りた後などは断続的に渋滞が発生しています。
最初からアンダーパスで作っておけば…という気もしますが、まあ色々事情があったんでしょう。素人考えですが、一時的な迂回路を作って既存道をアンダー化する方が安くて早いような。
上高地線自体の本数は少ないですが、特に駅の近くですから遮断機が降りる時間が長くなるんでしょうか。すぐ近くに信号があることも影響し、ここを起点にアルピア梓川方面に長い渋滞が発生してしまっています。
離陸直後のFDA機を眺めながらバイパス予定地周辺を散策してみたんですが、まだ事業化前なので全く動きはありませんでした。田畑が広がるのどかな場所です。
途中には松本波田道路の工事区間も。この近くには新村インターが設置される予定で、それならついでにバイパスも作っちゃうか!という感じでしょうか?松本波田道路の用地取得率は9割を超えているとのことで、一日も早い開通が待たれます。
そして松本市全体の交通バランスや今後の発展・周辺地域からのアクセス向上を考えると、やはり松本-安曇野を結ぶバイパスが必要かなと。19号の慢性的で異常な渋滞は看過できませんし、事故や災害時に安曇野-松本-塩尻を結ぶ大動脈が不通となるのは地域にとって大きな損失となります。
とはいえこのような事業はありませんし、これまでの流れからして建設のハードルは非常に高いです。できる限り費用や用地交渉を圧縮する最適案が思いついてきたので、10年以上の月日と膨大な労力がかかりそうですが、僕はこちらを力強く推し進めていきたいと思います。