2020年10月に閉店した平田のタイトーFステーション松本店(旧サンアイやボウリング場)。広大な敷地のため その跡地は何になるのか注目されていましたが、ヤマト運輸の松本南営業所が建設される事が分かりました！
フォロワーの方から情報を頂き、現地に確認へ。既に工事の看板が出ており、準備が進んでいました。
敷地の場所は国道19号沿いで、現在はパチンコ店｢KEIZ｣やラーメン店｢常勝｣のある辺りです。タイトーが閉店した後に建物は解体され1年ほど更地となっていましたが、国道近くの広大な敷地という利点を活かして物流施設が建設される事になりました。
事業期間は11月6日〜5月22日と記載されており、完成は半年ほど先になりそうです。建物の詳細は不明ですが、敷地はかなり広いため一般的な営業所に加えて物流拠点を併設する可能性も考えられます。
今回新築工事が行われる｢ヤマト運輸 松本南営業所｣は、既に野溝木工に存在しています。こちらの建物は見たところ古さも感じますし、平田東に移転するという可能性も有り得ます。これは公式発表がないため、まだ分かりません。
物流業界を巡っては、働き方改革法案によりドライバーの労働時間に上限が課されることで生じるとされる｢2024年問題｣が懸念されています。これはドライバーの時間外労働が年間960時間に制限される事で、輸送能力が不足し｢モノが運べなくなる｣可能性があるというものです。そのような対策に今回の大きな新施設を活用する、というような事もあるんでしょうか。
また運輸物流業界の人手不足は顕著であり、つい最近も高速バスの長野ー松本線が廃止される事が発表されました。少し話は飛躍しますが、新しい技術を活かし将来的にはドローンで配送されるという事も実現するかもしれません。
2025年に開業予定の下諏訪イオンでは、ドローンを活用した配送サービスの実証実験を行うそうです。10年後くらいには｢ドローン配達｣が当たり前になっているかもしれませんね。
今回の大きな新施設が松本周辺の物流網にどのように生かされるのか、楽しみにしたいと思います。
